チュー介バラバラ事件。
ももね(桃色ねずみ) : 隣町のチュー介さんが、例の魔物にやられたってよ。
亀吉(毛糸の亀) : なんと!あの物静かなチュー介さんがやられたのかい?世も末だね〜。 例の魔物に襲われたのは、もう何匹目かね?
ももね : いや、もう数え切れないくらい。食いちぎられた者に、飲み込まれたもの…、数多くの犠牲 者がいるそうだよ。
亀吉 : ほほ〜。たまんないね〜。恐ろしくて夜もおちおち眠れやしないね。
ももね : ん…。何だか視線を感じないかい?
亀吉 : そう言われれば…。
ももね : ギャーッ!!
亀吉 :ギャーッツ!!!助けて〜!!助けてけれ〜!!!
ももね : 亀吉〜!!
謎の声 : ミル〜 ご飯よ〜。
ミル : ニャーン。 (トコトコトコ…)
ももね : 亀吉!!助かったよ!もう大丈夫!ケガはない?
亀吉 : う…、何とか助かった…。
ももね : 二人でこんな村から逃げよう!
亀吉 : うん、そうだな…。
こうして二匹は旅に出たのでした…。